ブラックリストとは?

そもそも「ブラックリスト」という名前のリスト自体は,金融業界にはありません。
では,なぜこのような「ブラックリスト」という名前が一般的に使われているのでしょうか。

クレジットカードを作ったりローンを組んだ場合,顧客情報が「信用情報機関」に登録されます。
しかし,ある一定期間返済が滞ったり,破産が生じた場合,「事故情報(異動情報や延滞情報,ネガティブ情報ともいいます)」として登録されます。
これを通称「ブラック情報」と呼び,ここから俗的に「ブラックリスト」と広く言われるようになったのでしょう。

「事故情報」=「ブラック情報」=「ブラックリスト」

では,信用情報機関は,主に「銀行」「消費者金融」「信販会社」に分類されます。
業態により加盟する機関が異なっています。
現在は下記3機関があります。

◇全国銀行個人信用情報センター …銀行系の信用情報機関

◇ 株式会社 シー・アイ・シー(CIC) …信販会社の信用情報機関

◇ 株式会社 日本信用情報機構 …銀行・消費者金融系・信販会社系の信用情報機関
      ※2009年4月1日より,株式会社 Tera net(テラネット)や全国信用情報センター連合会(全情連)など当連合会加盟33情報センターから信用情報事業を委譲。
      ※2009年8月1日より,株式会社 シーシービー(CCB)は「株式会社日本信用情報機構」と合併。

この信用情報機関に「事故情報」として扱われるものと,その期間は下記となります。

・ 支払予定日より3ヶ月間支払いが遅れた場合…5年間
・ 自己破産…7年~10年間
・任意整理…5年間
・特定調停…5年間
・ 過払い金請求…5年間
・ 個人再生…5年間

上記期間内は,どこのクレジットも基本的には借入れができなくなります。
一部「闇金」と呼ばれるところは「ブラックOK」として借入可能だと思いますが,非常に高い金利となっています。

では,事故情報は期間満了前に消すことはできるのでしょうか。

それはどのような手段をつかっても,絶対に消すことは出来ません。
消せると言い,報酬を要求するような悪徳業者が存在するようですので絶対に応じないことです。


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